NOと言う勇気 を持ちましょう!という言葉をよく耳にするようになりましたが、僕はNOと言う事は決して勇気が必要なことではないと考えています。
頼まれたら断れない、本当はやりたくないのにやってしまう、そんなあなたも、捉え方を少し変えるだけで前向きに言えるようになりますよ。
ということで、今日は日本人が苦手としているとしている「NOと言う」ことについて話していきたいと思います。
この記事の目次
なぜNOと言う必要があるのか
僕たちは島国という限られた土地の中で暮らしていく為に、周囲に合わせる・相手を気遣うという文化を築いてきました。
もちろんこれらは素晴らしい文化なのですが、その為に自分の気持ちを蔑ろにして、時間や気力を他人の優先順位に合わせて使ってしまいます。その結果、本当にやりたい事やこうなって欲しいと願う現実を遠ざけているのです。
日々多くの選択をする中で、どれだけ多くの場面でNOと言えずに溜め込んでいるか…
あなたは今日何かを選択した時に、100%心からYESと思っていましたか?
心からYESという選択をする為には、NOという選択をすることも必要なのです。
NOと言う勇気 は必要?
ここで少し考えて頂きたいのですが、あなたはなぜNOということが苦手なのでしょうか?
NOと言ったときの相手の感情を気にしてしまうから?それとも、嫌われたらどうしよう、今断ったら次回はないかもしれない…と思うからでしょうか?
実はここに大きな誤解があるのです。
例えば、あなたが新婚で、親戚一同の集まりに差し入れを頼まれたとします。特に料理が得意でも好きなわけではなくても、初めて参加する会だし!とがんばってたくさんの料理を作ることでしょう。
みんなは喜び、またお願いね!と言われます。その結果、次の会もその次の会もと、毎回用意することになり、みんなの期待の上を提供しようとする内に、どんどんどんどん手間も時間もかかるようになっていきます。しばらくすると、「もう!私は本当はこんな事したくないのに!」と不満は頂点に達します。
けれど、親戚の中には料理好きな人がいるかもしれません。その人は、本当は自分がやりたいと思っているのに、あなたがやりたいなら…と遠慮しているだけだとしたらどうでしょう?
もしあなたが最初にNOと言えていたら、誰もが我慢することなくWIN-WINな関係を築くことができるわけです。
NOの捉え方を変える
NOの捉え方を変えるには3つのポイントがあります。
・チャンスを失うわけではない
・NOと言うことは自分にYESと言うこと
・自分に誠実であることは、相手にも誠実であるということ
この捉え方ができると、心から素直にNOと言えるようになります。
ポイント1.チャンスを失うわけではない
先ほどの例でお伝えしたように、NOと言うことで自分にとって望む現実に道を作ることができます。
反対に、もしNOと言うことで次回のチャンスが生まれなかったとしたら、それは自分にとって必要のないものだったということに過ぎません。
ポイント2.NOと言うことは自分にYESと言うこと
例えばあなたが、みんなが喜ぶ顔が見たい、これで料理が上手くなるかもしれないと心からワクワクして、差し入れを作るのならなんの問題もありません。
大切なのは、誰に対してYESと言っているかです。誰かにNOと言う時は、自分に対してYESと言っているのです。
ポイント3.自分に誠実であることは、相手にも誠実であるということ
本当は嫌なのにYESと言う。これは、相手に自分の気持ちを隠しているということですよね?あなたの言葉を信じてくれている人に、偽りで答えているということです。
また、自分がそういう行動をとっていると、相手も同じなのではないかと考えるようになります。本心から言ってくれている言葉なのに、信じることができなくなってしまうのです。
つまり、誰かにNOと言うことは、100%自分に誠実であるということです。そしてそれは相手に対しても100%誠実であるということなんです。
まとめ
誰かにNOと言う時には、「自分にYESと言っている」「相手に対して誠実に接している」と考えましょう。
たとえ、あなたがNOと言った時に相手が不快な感情を抱いたり、悲しい思いをしたとしても、それはその人が選んだ選択肢というだけで、あなたが責任を負うべきものではありません。
少し環境が違ったり考え方が異なっていたり、機嫌の良し悪しでも相手の受け止め方は大きく変わります。つまり、あなたの手に負えることではないのです。
自分にも相手にも誠実にNOと伝えられたら、気持ちよく過ごしていけますよね。
次回はNOの伝え方・受け取り方についてお伝えしたいと思います。
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