不安の原因 を取り除けたら…不安を忘れることができたら…
不安で不安でしかたない時、そう願うことがあると思います。僕にもそう願っていた時期がありました。
不安がどこからやってくるのか、どうして繰り返し繰り返し同じことを考えてしまうのか。その原因にたどり着いた時、やっと解放された!と思いました。
今回は僕が辿り着いた不安が生まれる場所。「自分の中にある劇場」について話したいと思います。
この記事の目次
不安の原因
不安がどこからやってくるかというと、それは「恐れ」です。
僕たちが現実に起こることを認識する時、そこには感情が伴います。誰もが、この出来事は自分にとって「嬉しい」「悲しい」「楽しい」「悔しい」といった感情を抱きながら生きています。
そして多くの人はそれまで経てきた体験から、できれば「悲しい」「悔しい」「辛い」といったネガティブな感情を抱きたくないと考えるようになります。傷つきたくないと思うようになるわけです。そして傷つくことを恐れるが故に、不安が生まれます。
返信がないけど嫌われてしまったのだろうか…
あの時に言ったあの言葉はまずかっただろうか…
一度生まれた不安は他の感情と掛け合わさり、新たな不安を生み出します。あの時あんな事言わなければよかったという罪悪感が「元に戻らなかったらどうしよう」という不安を生み出し、そこから今頃きっとこんな風に考えているんだろうという想像のストーリーを作り上げて、そんな風に思われるのは嫌だという感情が生まれ「やっぱり嫌われてしまったんだ。どうしよう…」という不安を生み出す。
不安の中で過ごしている人のほとんどがこのスパイラルの中にいます。きっかけは単純で、ただ傷つきたくなかっただけなんです。傷つくのが怖かっただけなんです。
僕はこのスパイラルのことを「劇場」と呼んでいます。自分で作り出した感情に配役を与え、物語を作り上げ、そこにリアリティを加え、さらに生まれた次の感情にも配役を与え、それを演じ続けるからです。
監督、脚本、主演、助演もすべてがあなたです。
劇場から抜け出すためには
自分が作った物語の中で、落ち込んだり悲しくなったりしても、結局それは一人芝居です。現実に起きていることではありません。勝手に期待したストーリーを作り上げて落胆することも同じです。
そこから抜け出すには、劇場全体を俯瞰する必要があります。つまり、感情から感情が生まれる瞬間を目撃して、今自分が生んだ!と自覚するのです。そうすることで視界が開けていきます。
不安で不安で仕方がない時、今自分が考えていることは実際に起こった現実なのか、現実を元に自分で作り上げたストーリーなのかを確認してみてください。
不安の真っ只中にいる時にそんなこと考えられるわけがない!と思う方は、不安から抜けたいと思ったらこの記事を読むということだけインプットしておいてください。実際にその只中にいる時にこそ、ああ!と思うことができます。
劇場全体を俯瞰できるようになったら、あとは起こることをただ見て、できるだけそこに感情を入れないようにすればいいのです。
感情を入れないというのは、感情のままに思考しないということです。次から次に想像が湧いてきてしまうのなら、想像に任せても構いません。想像から生まれる感情のままに考えないということです。
湧いてくる想像から距離をとり、感情というフィルターを通さないで事実を捉える。考えるのはそこからです。
まとめ
不安は「恐れ」から生まれます。そして、一度生まれた不安は、新たな不安を生み出し続けます。
あなたはあなたの中にその「劇場」を持っています。
もちろん劇場の中で生きていく自由もありますし、その自由を否定するつもりもありません。
もし劇場の外に出たいと願うなら、現実と感情を切り離すことをオススメします。
こちらの動画では「劇場」から抜け出すもう一つの方法を紹介しています。合わせてご覧ください。
YouTubeチャンネル:メンターToshi 【自分のスタンダードを上げて、現実をクリエイトする】
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