性格 を 変えたい のなら サブパーソナリティ を理解しよう!

サブパーソナリティ

性格 を 変えたい と思う時、自分の性格を否定してしまっていませんか?

あなたが認識している「自分」という性格には、実は様々なキャラクターがあります。

それらはすべて、これまでの人生の中で必要だったから育まれたものです。

今回は、どうして様々な性格が生まれるのか、性格を変えるにはどうしたらいいのかというお話をしたいと思います。

性格は一つではない

人は「自分というものはこういうものだ」という、一貫した自分・一つのキャラクターしかない自分で生きていると思いがちです。その結果、自分が抱く感情に対して理解できなかったり、混乱してしまったり、葛藤を抱えてしまったりします。

ですが、少し考えてみてください。

家族と一緒にいる時、好きな人と一緒にいる時、仕事の時、嫌いな人といる時。それぞれで違う顔が出てきたりしませんか?

様々なキャラクター

人は本当は様々なキャラクターを持っています。その中には「こうしなければいけない」という固定観念の元で作られた仮面もあります。こうした仮面をサブパーソナリティと言います。

心穏やかに心地よく生きていくためには、このサブパーソナリティとセルフパーソナリティを分断する必要があるのですが、自分ではセルフだと思っているキャラクターも実際にはサブな場合が多く、ここに落とし穴があります。

変えたい 性格 = サブパーソナリティ が生まれる理由

サブパーソナリティは、人が持つ基本的な『生きたい・安全を確保したい・人と関わりたい・認められたい・自分らしい生き方をしたい』という5つの欲求のどれかを満たすために、その時の環境に合わせて生み出されます。

例えば、幼少期には生きていくために大人の庇護が必要です。そのため、生きたいという欲求から、庇護してもらえる自分でいようとします。庇護してくれる大人が「いい子」でいることを望むのであれば、生きていくために「いい子」のパーソナリティが生まれます。

逆に庇護してくれる大人がいなければ、生きていくために「どんなことでもする」パーソナリティが生まれたりします。

他にも、発表会などで失敗してしまい、クラスメイトにからかわれたり非難されてひどく傷付いたとしたら、傷付かないために完璧主義なパーソナリティや目立つことを避けるパーソナリティが生まれることもあるでしょう。

親怖い

サブパーソナリティは僕たちが生きてきた経験の中で、その時々に「必要」だったから生まれたものです。どのパーソナリティにも大切にしたいことがあり、それぞれにとっての善の意識から行動しています。

その行動がぶつかり合う時に、自分の中に矛盾した感情を感じたり葛藤が生まれたりするわけです。

まずは自分に複数のパーソナリティがあるということを認識して、その声に耳を傾けてあげましょう。

それだけで心が楽になることもあります。

変えたい 性格 を手放すには?

自分がどんなサブパーソナリティを持っているか、どれが前面にでてきているのかが分からない時には、普段の会話を思い返してみるといいですよ。

普段どんな言葉を使って、どんな話し方をしていますか?

今日職場で交わした会話や、友人や家族と交わした会話を思い返してみてください。

攻撃的な言葉や相手を否定する言葉を使っていたのであれば、自分の中の守りたい物を守ろうとする自分が出てきています。

これは正しい・間違っているといったジャッジする言葉を使っているとしたら、点数屋の自分が出てきています。

セルフパーソナリティとサブパーソナリティの違いは、今のあなたにとってどの自分でいることが心地いいかという事です。

主となっているものがセルフパーソナリティというわけではありません。

セルフパーソナリティ

もし今の自分が気持ちよく生きていくために、必要のないパーソナリティがいることに気づいたら、そのパーソナリティがどんな出来事をきっかけに生まれたのか、記憶を遡ってみましょう。

誰かと喧嘩したことがきっかけかもしれないし、親に怒られたことがきっかけかもしれないし、悔しい思いをしたことがきっかけかもしれません。

きっかけを思い出すことができたら、「あなたはあの時の自分を守ろうとして生まれてきてくれたんだね。ありがとう。でももう今の私はあなたがいなくても大丈夫だよ。今までありがとう。」と手放してあげましょう。

大切なのは、「今の自分にはもう必要ないんだ!」と否定することではなく、感謝を持って手放すという決意をすることです。

手放したサブパーソナリティが再び戻ってきた時には

いろいろな事が起こる人生の中では、一度手放したはずのサブパーソナリティが再び浮上してくることがあります。

そんな時には「手放したはずなのに。どうして?なんで自分はこうなんだろう…」と悲観するのではなく、「おっ!また会ったね。君はまだいたのか。大丈夫。もう手放したからここも超えていける」と捉えてみてください。

中間テストのようなものなんです。ほんとに?ほんとに手放していいの?と確認してきているだけなんですよ。

まとめ

まず、自分にはたくさんのパーソナリティがあるということを認識しましょう。

それまでセルフパーソナリティだと思っていた性格も、変えたいと思うものは実際にはサブパーソナリティです。

POINT!

主となっているものがセルフパーソナリティではなく、今の自分にとって心地いい自分がセルフパーソナリティ

「なんだ。サブキャラに支配されていたのか。」と思うだけでスッキリとして、切り替える事ができる人もいるかもしれません。けれど、なかなか手放せないなと思う時には、そのパーソナリティが生まれたきっかけを見つけて、感謝を持って手放す決意をしましょう。

一度手放したサブパーソナリティが再び浮上してきた時は、中間テストです。

本当に手放して大丈夫だからと自分の背中を押してあげましょう。

↓↓↓LINEでは、記事やYouTubeのアップ情報をお届けしています。友だち追加して最新の投稿をチェック↓↓↓

前の記事
スタンダードを上げる コツ  ホメオスタシスを書き換える
次の記事
緊張 との付き合い方 ー メリット と コントロール する方法 ー
浅井 俊論
浅井 俊論 コンサルタント・投資家・リベル瞑想創始者
株式会社マスターズビレッジ代表取締役
元シンガー。 ボイストレーニングスクールと投資スクールのスタートアップに参加後、経営者のメンタル コンサルティングと物販事業を柱に起業。 ホールネス心理学をベースにした技術と独自の理論により、表面的に問題を取り除くのでは なく、問題の原因を探り解決に導くカウンセリングを得意とする。 心理学・精神世界を勉強する中で瞑想に興味を持ち、既存の瞑想では飽き足らずに独自のメ ソッドを構築。 起業から2年で自社以外に、2つのグループ会社を持つまでに成長させた経営者でもある。

関連記事

関連記事

メニュー