人や自然、世界や魂、流れなどとの 繋がりを感じる人 は、大きな安心感の中で生きています。
最初の記事で、物事には表面的な部分と見方を変えることで見えてくる『奥行き』があるとお話ししました。
奥行きを見るというのは、繋がりを感じることでもあります。
今回は『呼吸』の奥行きを通して、繋がりを感じる方法をお伝えしたいと思います。
この記事の目次
呼吸とは
呼吸は大事ですよという記事の中でも話しましたが、僕たちは普段、生活の中で『呼吸』に意識を向けることはあまり多くはありません。当たり前過ぎて、大事だということも忘れてしまうくらいに。
僕たちが『呼吸』と呼んでいる行為には二つの作用があります。
鼻や口から息を吸い肺の中の二酸化炭素と酸素の交換を行うことを外呼吸といい、肺から取り込まれた酸素は血液を通して体中の細胞に届けられ、エネルギーを作り出します。その際に発生した二酸化炭素は再び血液中に排出され、肺に戻ってきます。この細胞と血液間で行われる作用を内呼吸といいます。
外呼吸と内呼吸を総称して呼吸と呼んでいるわけですが、どちらにしても酸素を取り入れ二酸化炭素を排出するという認識だと思います。
けれど、呼吸を通して僕たちが取り込んでいるものは酸素や二酸化炭素だけではありません。
繋がりを感じる人 になる練習
帰宅途中、どこからか漂ってくるカレーの匂いで、「今日の夕食はカレーなのかな。子供は大喜びだろうな。」と想像を巡らせたことはありませんか?
ふとした時に感じる香りで記憶が呼び起されることもあるでしょう。
熱気を感じて、遠い異国の地に思いを馳せることもあるかもしれません。
このように、空気中には酸素や二酸化炭素だけでなく、目に見えないウィルスやさまざまな微粒子、温度なども存在しています。そして、その微粒子を取り入れることで、香りや味を感じたりしています。
言い換えると、空気にはその場所や季節、一緒にいる人、文化など、さまざまな情報も含まれているということです。僕たちは呼吸を通して、それらすべてのものを取り込んでいます。
目を閉じてゆっくりと呼吸しながら感じてみてください。
あなたが吸い込んだ空気はどんな香りがしますか?空気の温度は?質は?味はしますか?
それらは何と繋がっていますか?
同じ時代を過ごす世界中の人々や命。幼い頃の自分や未来の自分。深い深い心の奥にいる自分。
呼吸という行為を通して、僕たちはすべての物と繋がっています。
思いを巡らせれば、遥か昔、最初の生命が呼吸をした瞬間から進化を経て、今自分がここにいるという膨大な時間と奇跡の連鎖にハッとするはずです。
細胞のひとつひとつ、足の先から頭のてっぺんまで、体中で感じてみてください。
すべてとの繋がりを。
初めのうちは、記憶が呼び起されたり、今日の出来事や、様々な感情が浮かんでくると思います。それも一つの繋がりです。
このクローズアップされた自分自身との繋がりが、それもまたすべての中のひとつだと感じたとき、心が震え温かい気持ちが広がっていきます。
この感覚を心の底に持っていると、漠然とした安心感の中で生きていくことができます。ですが、日々の生活の中でその感覚はだんだんと薄れていきます。不安や寂しさや悲しさに囚われてしまった時には、ここに戻ってきてください。
最後に
ダイエットや勉強などもそうですが、どんなことでも万人に共通するいわゆる「正解」は存在しません。
奥行きをみる練習も「こーゆーことか!」と感じられるようになる方法は人それぞれです。そのため、シチュエーションを変えて、いろいろと紹介していこうと思っています。
「言ってることはわかるよ」と意味を理解するのではなく、腑に落ちる…体感するとも言い換えられますが、その感覚が大切です。いつか必ず訪れますので、まずは一つ一つ実践してみてください。
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