あなたも一度は自分の 信念とは なにか、と考えた事があると思います。
どのような信念を持っているのかが大切だ、と言われた事がある人もいるでしょう。
一般的に信念とは「正しいと信じる考え」という意味を持ちますが、心理学においての信念は少し意味が違います。
今回は、この心理学上の信念について書いてみたいと思います。
心理学上の 信念とは ?
心理学上の信念を理解するためには、信念体系について理解する必要があります。信念体系は英語でビリーフシステムと言います。
要は、あなたの中にある価値判断の基準の様なものであり、この基準を元にして、信じる事と信じない事などを決定しています。
ビリーフシステムによって信じると決めたものが、そっくりそのまま信念になります。しかしやっかいな事に、ビリーフシステムがあるのは潜在意識領域なので、自分が何を信じているのかを把握していない場合がほとんどです。
例えば、「自分の裸を人に見られるのは恥ずかしい事だ」とあなたはいつ決めたのでしょうか?
おそらく誰も正確には答えられないでしょう。そういうビリーフシステムを気付かないくらい前から刷り込まれているからです。
では、「欲しいものは努力しなければ手に入らない」はどうでしょうか?楽に手に入れる事の何がいけないのでしょうか?
「人前でお金を儲けたという話をするのは下品だ」はどうでしょう?お金の何が下品なのでしょうか?
ビリーフシステムがストレスを生み出す?
このように、理由も根拠も明確ではない信念が人の中にはたくさんあるのです。
その信念と現実の間に差がある時、そこに摩擦が生じます。この摩擦こそがストレスと呼ばれるものなのです。
例えば、幼いころから時間を守りましょうと教えられてきた人は多いと思います。あなたがそのビリーフシステムを持っていると、その価値基準から外れた人に嫌悪感を抱きます。自分は当たり前のルールを守っているのに、なんであの人は守れないんだ!と。
つまり、ストレスを溜めない方法はシンプルです。自分の中にあるビリーフシステムと信念の両方を正確に把握し、必要のない信念は書き換えてしまえば良いのです。
ビリーフシステムを書き換えるには
この信念は必要がない、という気付きがあれば、おのずと書き換わります。
例えば「欲しいものは努力しなければ手に入らない」という信念を持っていた人が、目標達成って自分が努力するんじゃなくて、誰かのサポートによって達成しても良いんだ!と気が付いたとします。そうすると本当にサポートしてくれる人が現れるようになります。
なぜなら、あなたがそれを許可したからです。という事は、最初の状態は他人がサポートしてくれる事を許可していなかった事になりますが、まさにその通りなのです。
まとめ
心理学における信念とは、自発的に信じると決めたものではなく、価値判断の基準としてこれまでの人生の中で生まれたものを指します。
幼い時には、周りに合わせてビリーフシステムを構築せざるを得ませんが、今のあなたは自分にとって必要なものとそうでないものを、自分でわけることができます。
あなたにも私にもビリーフシステムがあり、信念があります。
それをどのように使えば本当の自分でいられるのか。この考え方を持って、自分の行動や感情を観察してみましょう。
YouTubeチャンネル:メンターToshi 【自分のスタンダードを上げて、現実をクリエイトする】
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