身近な例 からみる 心理学 の活用

身近な心理学

今回は、 身近な例 からみる 心理学 の活用方法をご紹介します!

心理学は人の心の問題を解決するだけでなく、消費行動を促したり、環境を整えたりするためにも使われています。

ビジネス、人間関係、コミュニケーションにおいても、心理学が効果を発揮する場面はたくさんあります。

日常生活で使える心理学テクニックをいくつか紹介しますので、活用してみてください。

身近な例からみる心理学  − 生活編 −

まずは一般生活の中において活用できるテクニックを3つ紹介します。

・色彩心理学

・ピグマリオン効果

・ヒグビー理論

色彩心理学

色は人の心理や行動に私たちが思っている以上に影響を与えています。ロゴや看板などで、色彩が持つ効果を使って行動を誘導するというのは良く知られていますが、これは日常生活にも応用できます。

例えば、白や淡い明るめの服は、誠実さや上品な印象を与えるので、初対面の人に会うときなどは好印象を持ちやすくなります。

また、自分の好きな色というのは癒しの効果があるといわれていて、人は好きな色の物を身につけると安心感を覚えます。

最後に、これは色彩心理学とは関係ないですが、zoomなどオンラインで人と話す際には暗めの濃い色のトップスを着ると、カメラの補正効果が働いて肌映りが良くなりますよ。

ピグマリオン効果

心理学では、期待されたり、ほめられることによって良い結果を出せるようになる「ピグマリオン効果」というものがあります。

ほめ方には、相対評価(他人との比較)と絶対評価(個人の努力)、結果評価とプロセス評価の4種類ありますが、人は生まれ持った才能よりも、努力やその過程を評価されることにより自信に繋がり、モチベーションが維持できるという実験結果があります。

つまり、人をほめるときには絶対評価とプロセス評価を意識すると効果的です。

ヒグビー理論

ヒグビー理論とは、記憶力・暗記力を高めるために効果的な7つのテクニックです。

・有意味化:意味を知ると覚えやすくなる

・組織化:繋がりのないバラバラな複数の情報を、整理し関連性があるグループに分けてからまとめると覚えやすくなる

・連想:新しいことと既に記憶していることに繋がりをもらせると覚えやすくなる

・視覚化:言葉や文字などを、映像として視覚イメージを思い浮かべると記憶に残りやすくなる

・注意:対象に注意を向けると覚えやすくなる

・興味:好きなことに対して記憶に残りやすくなる

・フィードバック:復習や人に説明することで記憶に残りやすくなる

割とどんな項目にも当てはめやすいのは、すでに記憶していることと繋がりを持たせることと、人に説明すること、視覚イメージを持つことです。例えば、人の名前などは個々の漢字から連想する視覚イメージを持つと覚えやすくなります。

記憶

身近な例からみる心理学  − ビジネス編 −

心理学はさまざまな企業においても活用されているほど、ビジネスにも大きな関連性があります。

交渉や商談などで活用できるテクニックを3つ紹介します。

・ツァイガルニック効果

・フットインザドア

・心理的リアクタンス

ツァイガルニック効果

ツァイガルニク効果とは、人は未知・未完成のことに対して強い興味を抱くという現象のことです。

これを応用してやる気アップに繋げることができます。

区切りが良いところで仕事を終わらせるのではなく、次の日の仕事に少しだけ手をつけます。すると途中で作業を止めたことが気になり「終わらせたい!」という欲求が出てくるため、翌日のモチベーションが変わります。

モチベーション

フットインザドア

フット・イン・ザ・ドアとは、小さな要求から始まり、要求を徐々に大きくしていって最終的に本当の要求を承諾しやすくする手法です。

例えば店員が「これを買ってください」といっても、いきなり購入する顧客はいないでしょう。

「試着してみませんか?」や「他のサイズお持ちしましょうか?」といった小さな要求を承諾させて、最終的に購入に繋げていきます。顧客の行動を観察して小さな問題を解決していくことで、リピーターにも繋がりやすくなります。

フットインザドア

心理的リアクタンス

「限定品」「先着15名」などと説明されると、思わず購入したくなりませんか?これは心理的リアクタンスと呼ばれる「自由を制限されると反射的に取り戻そうとする心理現象」を利用したものです。

また、これを応用して、現状を肯定する(=自由を制限される)ことで、顧客の悩みを引き出すこともできます。

人はだれしも少なからず現状に不満を持っており、現状を肯定され、そのままで良いと言われたら、無意識のうちに反発して本音(不満)を言ってしまいます。そこですかさず、「そうですか。どんなことにお困りですか?」と繋げると、話すつもりがなかった本音を引き出すことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?このように心理学には、日常生活で活用できる様々なテクニックがあります。

心理学は人の心を理解することを目的とした学問です。つまりそこから生まれる理論は、人と関わる上で使えるものばかりなのです。

苦手な人や苦手な事柄に出会った時、心理学を紐解くと解決策が見つかるかもしれませんよ。

↓↓↓LINEでは、記事やYouTubeのアップ情報をお届けしています。友だち追加して最新の投稿をチェック↓↓↓

前の記事
信念とモットー はどう違う!? 2つの違いと使い方を解説
次の記事
Zoom が 苦手 という人へ!コミュニケーションの方法を解説
浅井 俊論
浅井 俊論 コンサルタント・投資家・リベル瞑想創始者
株式会社マスターズビレッジ代表取締役
元シンガー。 ボイストレーニングスクールと投資スクールのスタートアップに参加後、経営者のメンタル コンサルティングと物販事業を柱に起業。 ホールネス心理学をベースにした技術と独自の理論により、表面的に問題を取り除くのでは なく、問題の原因を探り解決に導くカウンセリングを得意とする。 心理学・精神世界を勉強する中で瞑想に興味を持ち、既存の瞑想では飽き足らずに独自のメ ソッドを構築。 起業から2年で自社以外に、2つのグループ会社を持つまでに成長させた経営者でもある。

関連記事

関連記事

メニュー