心理学は役に立つのか ? と時々聞かれることがあります。みなさんも心理学とはなにかわかったところで、実際どう役に立つの?と思いますよね。
どう役立てるかは人それぞれなんですが、僕の経験上こんな活用ができますよという提案をしたいと思います。
実は経営者にとって、心理学は使えるメソッドの宝庫なのです。
心理学は役に立つのか 日常編
僕たちは人と関わり生きています。そして各々の経験の中で、人の心についての理解を深めていきます。
心理学はその経験を補い、人の心についての知識を増やします。知識が増えるということは選択肢が増え、選択肢が増えると心に余裕が生まれます。
それだけでも大きなメリットですが、日々の生活の中でもこんなシーンで活きてきます。
自己分析ができる
心理学を勉強するということは自分を見つめ直すことに繋がります。自分が進む方向を決める上で、自分を知ることは大切ですが、自己分析を客観的に行うのは難しいものです。
そこには、どうしても願望や憶測が入ってしまいます。さらには、自己分析を進める内に、何が願望で何が憶測なのか自分でもわからなくなってしまうのです。
心理学を勉強することで客観的な視点が身に付き、自分の思考パターンを把握すると、ネガティブな面を見つけてその思考パターンを変えると言った事が日常的にできるようになります。
コミュニケーション向上
ビジネスをしていく上で、人とのコミュニケーションは「超」が付くほど重要です。いくらスキルがあっても、コミュニケーション能力に問題があれば、同じようにビジネス上にも問題が発生します。
しかしそうは言ってもさまざまな人と上手くコミュニケーションをとるのは容易ではありません。
自分の心の流れを知ることで、物事の「原因」や「本当の目的」を理解する事ができるようになり、そのコミュニケーションが何に繋がっていくのかを読めるようになります。
また、相手の心理状態や心模様を想像することで、相手の立場になって考える事もできるようになります。つまり、相手に寄り添う事ができるようになるのです。
心理学は役に立つのか ビジネス編
現代ビジネスにおいて「心の充足」の優先順位は高くなっています。それは働く環境、商品の価値どちらにも共通しています。
人の心に響くこと。その為には、人の心理を理解していることが大きなアドバンテージになります。
モチベーションのマネジメント
評価の正当性は社員のモチベーションに直結している大きな要因です。
例えば、これだけやったのにこれしか評価されていないとなった瞬間、モチベーションはガクッと下がります。また、これだけしかやっていないのにあの人はあんなに評価されているとなると、嫉妬が生まれたりコミュニケーション上のトラブルが起こったりします。
つまり、自己評価と会社の評価に大きな開きがあった時に問題が発生するのです。
心理状態を分析することができれば、その人の自己評価を理解する事ができます。その時点で両者の評価に開きが発生すると予測でき、事前に話し合いそのギャップを埋めてから評価を伝える事で、モチベーションを下げることなく正当に評価を受け取ってもらえる様になります。
また、話し合いの際にも自己評価を落とすのではなくて、モチベーションに変える伝え方をすることができます。
マーケティング
人の購買意欲には一定の法則があります。例えば、みんなが購入しているものを買いたいとか、数量が限定されているとさほど欲しいものではないのに買ってしまうなど。
多数派の行動心理をつかむことにより、商品の売れ行きは大きく変わっていきます。
心理学を用いて心の動きを可視化することで、相手の気持ちを理解し、相手に伝わりやすい効果的な方法を選択することができます。
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