心理学とは ? メディアや小説などの影響もあり、 心理学と言う言葉は広く認知される様になりました。
しかし多くの人にとって心理学とは、興味はあるけれど、実際のところはよくわからないものといった印象だと思います。
そこで今回は心理学について触れてみたいと思います。
心理学とは ?
心理学とは、簡単に言うと「人の心を理解すること」を目的とした学問です。
統計学の一つで、人はどういった心境の時にどんな行動をとるか、どんな環境の時にどんな心理になるか、身体の反応はどうか、といったことを、観察法や調査法、実験法などを用いて研究していきます。そのため「心の科学」や「行動の科学」とも言われています。
僕自身も、ボイストレーナー時代に良い声を出すために必要なのは技術だけではなく、半分くらいは心の問題なんだと気づく出来事があり、人の心さらに言えば、心の問題を解決することに興味を持ち心理学の勉強をはじめました。
心理学の種類
心理学と一括りに言っても目的や状況、対象によってさまざまな分野があります。
大別すると、人間が持っている心の仕組みを一般法則として解明することを目的とした基礎心理学と、基礎心理学を踏まえて実際の生活の中で具体的な活用を目的とした応用心理学の2つに分かれています。
僕が学んだホールネス心理学は、臨床心理学という分野で応用心理学の一つです。他の分野については詳しいわけではありませんが、代表的なものをいくつか紹介したいと思います。
基礎心理学の種類
生物心理学
生物心理学とは体の反応に対して、どのような心理状態であるのかを研究するものです。例えば、嘘をついたとき声がうわずったり、話し方が早くなる人がいます。これは心理状態が脳へ進むことにより、自然と行動にうつしてしまうのです。
学習心理学
人が経験を通して学ぶことで、行動が変化する様を研究するものです。代表的な例として、パブロフの犬の実験が挙げられます。
社会心理学
一般社会において、人間の活動と心理との関わりを研究するものです。集団内における人間関係や社会的な要素が個人に与える影響など、現代社会においてニーズの高い心理学だといえます。近年ではSNSやWEB上でのやりとりが個人に与える影響などにも対応していて、心理学の中でもかなり対応範囲の広い分野である他、時代の流れによってどんどん内容が変わることも特徴です。
発達心理学
人が成長していく上で、心理状態がどのように変化をしていくかを研究するものです。同じことが起こったとしても年齢によって受け止め方が変わってきます。わかりやすい例で言うと、反抗期などです。
応用心理学の種類
教育心理学
子どもたちの心理や成長、学習環境の構築、いじめなどの問題など教育の場における問題の解決を目指す心理学です。教師や学校でのカウンセラーにとって必要な知識となります。
犯罪心理学
アメリカなどでは専門家がおり、犯人の心理を読むことにより事件の解決につなげていきます。また犯罪者の更生にもつながる内容の心理学です。年々犯罪の内容が多角化し重くなる昨今、少しでも被害者を減らすために必要な分野だといえます。
臨床心理学
臨床心理学は、精神障害などの心の問題、また不適応行動に対する援助や予防などを目的とした心理学です。こころの問題に向き合う心理学のため、ストレス社会と言われる現代では非常に重要な分野となっています。
産業心理学
企業活動の拡大や職場環境の改善、人間関係の調和、個人の満足度の充足などを目指す心理学です。マーケティングなどの営業にかかわることから、消費者行動、商売に関わる集団心理など幅広く対応しています。
まとめ
人の心を理解することを目的とした心理学は、それをどのように活用したいかによってこのように細分化されています。
人は、自分で認識して行動できている部分はわずか2割程度で、残りの8割は潜在意識下で行われていると言われています。
心理学を勉強することで、この潜在意識下での行動を読み取り、自分自身をより深く理解する事や他者の行動の原理に気づく事ができるようになり、人間関係の改善やセルフケアに繋がっていきます。
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