ビジネスをデザインする 際には、経営者の持つビジネスへの意図が重要な鍵となります。
「意図」とは?「意図をもつ」こととは?その本質と意味を理解して、結果に繋がるビジネスデザインを行いましょう。
意図をポジティブに変えることで、得られる結果は大きく変わります。
この記事の目次
意図こそすべて
人が何かをしようとする時、そこには必ず意図があり、すべては意図から始まります。そして結果はその意図の通りに訪れます。
こうしようと何かを目指した時、自分の思惑通りになんてならなかったよ。と仰る方もいるかもしれません。
ですが、その結果はあなたが意図したことの奥にある、本当の意図に沿ったものなのです。
ここにも表面的な部分と奥行きがあります。
意図を理解する
僕は経営者のコンサルティングをしていますが、初回の訪問時にまずこの二つの質問をします。
「会社を大きくしたい理由はなんですか?」
そして
「この事業を始めた理由はなんですか?」
その答えによって、意図を修正することがコンサルのスタートとなるからです。
事業を展開していく上で、経営者の事業に対する意図は基盤となります。ネガティブな意図からデザインされた事業は、成長していく過程や結果にネガティブな要素が多く散りばめられたものになってしまいます。
例えば、「お金持ちになりたいから会社を大きくしたい」というのは、一見野心に溢れていて、その動機はやる気に繋がり急成長することもあるかもしれません。
でもこれは、言い換えれば「私は今お金を持っていない」という認識が意図の裏側にあるということです。さらに言えば、「私は持っていないという恐れ」がこの場合の意図の本質です。
その恐れはどこからくるのでしょうか。
この場合でいうと「誰々に負けたくない」とか、「自分がこれだけできる事を証明したい」など、様々なコンプレックスが見え隠れしています。
このコンプレックスから恐れが生まれ、そしてほとんどの場合、人は怒り、怒ることによって恐れを隠したがります。自分が恐れを持っている事を知られたくないからです。また、人に知られることで、自分自身に恐れがあることを認識するのが嫌なのです。
その結果、ノルマを課して達成できなかった人を責めたり、思い通りにならないことに強い不満を感じたり、それを表現したりします。そうしてやがて経営者はそのコンプレックス、ひいては恐れを追体験することになります。
最初の意図こそが最後に戻ってくる場所なのです。
ポジティブな意図を持つ
事業をデザインしていく時には、まずその事業や経営の意図がポジティブなものになるように調整することが大切です。
ポジティブな意図。それは心からの悦びや、遊び心といった純粋に楽しめるものです。
子供の頃、鬼ごっこをしていて自分が鬼になったからといって怒る子供はほとんどいないですよね。鬼になるということも含め、ゲームを楽しむ方法だとわかっています。そこに恐れはありません。
何のために会社を大きくしたいのか。何のためにその事業をするのか。比較する誰かや、責任を追わなければと考えている誰か、その誰かを除いて自分の心に問いかけてみてください。
あなたは自分の人生にどんな意図を持っていますか?
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