やる気 を コントロール する3つのステップ

やる気コントロール

やる気 を コントロール できたら…仕事や勉強、運動や習い事など、様々な場面でそう思ったことがある人も多いのではないでしょうか。

やりたいことはあるのにやる気がでなくて先延ばしにしてしまう、やらなければならないことなのに手を付ける気にならなくて精神的に追い詰められてしまう…

そんな時には、やる気にならない自分を責めたりしないで、脳の持つ機能を上手く利用して、意識的にやる気を引き出していきましょう!

やる気がでないのは意思が弱いから?

やりたいと思っていることや、やらなければならないことがあるのになぜかやれない。そんな時に「自分は意思が弱いからやる気が出ないのだろう」と考えていませんか?

まず、大前提として「やる気」と性格や意志力には直接的な関係はありません。

意思が強ければやる気がでるというわけではないですし、さほど強くない意思しか持っていなくても、やる気をだすことはできます。

やる気には、物事に取り組む前に生じるものと、取り組んでいる最中に生じるものの2つがあります。

やる気

通勤の間にはまったくやる気がなく「今日のタスクはあれとこれと…はぁ…」という感じだったのに、会社についていざ仕事を始めてみたらやる気が湧いてきて、サクサク仕事が捗ったという経験はありませんか?

これは、ツァイガルニク効果と言って、途中でやめると続きが気になるという脳の特性によるものです。

今回は、このツァイガルニク効果を利用して「やる気」を引き出す方法を紹介したいと思います。

やる気 を コントロール するための3つのステップ

なにかをやろうとする時になかなか始める気にならないのは、始める前に終わりまでのプロセスを想像してしまうからです。

心身ともに余裕があればなんてこともないですし、自分が心から楽しいと思えることであれば、そのプロセス自体にワクワクすることもあるでしょう。

けれど、疲れていたり、やりたい事というよりはやらなければならない事の場合には、この想像がブロックになってしまいます。

そこで、やる気をコントロールするために次の3つのステップを設けてみましょう。

Step1.トリガーとなる行動を決める

Step2.3分だけ実行してやめる

Step3.トリガーを増やす

 

やる気 コントロール Step1.トリガーとなる行動を決める

まずは、トリガー(きっかけ)を決めます。

例えば、資格取得に向けて勉強する必要があるとしたら、帰宅してうがいと手洗いを終えたらとりあえず机に向かって椅子に座るというルーティンを作ります。この場合のトリガーは「うがいと手洗い」ということになります。

机に向かうだけで何が変わるのかと思うかもしれませんが、そもそも机に向かわなければ資格勉強はできないわけです。そこでトリガーになる行動を決めてルーティン化します。

なぜ「帰ったら机に向かう」ではなくトリガーを設けるのかというと、いつでもいいという状態にしないためです。

いつでもいいというアバウトな計画だと、状況や気持ちに流されて実行するのが難しくなってしまいます。

毎朝ランニングをしたい!という人なら、「目覚めてベッドから起き上がったら、靴箱からランニングシューズを玄関に出す」など、はっきりとした行動をトリガーとして設定しましょう。

トリガー

やる気 コントロール Step2.3分だけ実行をしてやめる

次に、自分がやる気を出したい行動を3分だけ実行します。この3分は、体感ではなくタイマーをセットして正確に測ります。

注意すべきは3分やったら必ずやめるということです。やめても良いではなく、やめなければならないです。

たった3分で何ができるのか、と思うかもしれませんが、大事なことは「それをやり遂げることではなく、やり遂げられるだけのやる気を出すこと」です。

3分が経過し、「もう少しやれるのに」「せっかくならもう少しやっておきたい」と思えたらしめたもの。3分やってやめるを繰り返してみましょう。

最初のハードルを下げることが、やる気を引き出すコツです。

タイマー

やる気 コントロール Step3.トリガーを増やす

最後は、自分の生活の中にトリガーを増やしていくことです。ただし、これは1つのトリガーで3分間実行することがある程度習慣化してからにしてください。

1日の中に複数の有効なトリガーが設定できれば、自ずと実行の機会が増えていきます。トリガーによる実行に慣れてきたら、少しずつ実行の時間を長くしていきましょう。

トリガーを増やして「やり始めるきっかけ」を増やせば、その数だけ「やる気がでる回数」が多くなっていく、ということです。

トリガー2

やる気は出すのではなく「育てる」

人は自分がやりたいことだから、と言っていつでもどこでもやる気を出せる生き物ではありません。

疲れや眠気、音楽やゲームなど、本能的・意識的に求めたり欲している対象へ引き寄せられてしまいます。これは性格などによるものではなく、人間とはそういうものです。

その上で、自分にやりたいことがあって、やる気を出したいと思うのであれば「やる気を育てる」と考えましょう。

まとめ

「こんなにやりたいことなのに、やる気がでない」そう思うとき、何とも言えない空しい気持ちになるものです。自分の意思や対象についての熱意を疑い、自分が何をやりたいのかわからなくなる、という人もいるでしょう。

しかし、人間の気持ちというのは常に一定しているものではありません。根本を整えていくことはもちろん大切ですが、やる気がない時でもやる気を引き出すことはできます。

トリガーを設定してルーティン化することで、プロセスを想像する前に行動に移すことができるようになり、3分だけ実行してやめるというルールがツァイガルニク効果に作用して、「継続したい!」というやる気を引き出します。

毎日の生活の中で「やる気を出そう」として失敗し、悶々とするのではなく、「今日もやる気を育てよう」と前向きにトライしてみてはいかがでしょうか。

やる気に溢れた毎日の中で何かに熱中して活き活きと過ごしたい、と願うのであればまずはひとつ目のトリガーを設定することから始めてみましょう!

やる気をコントロールする方法

Step1.トリガーとなる行動を決める

Step2.3分だけ実行してやめる

Step3.トリガーを増やす

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浅井 俊論
浅井 俊論 コンサルタント・投資家・リベル瞑想創始者
株式会社マスターズビレッジ代表取締役
元シンガー。 ボイストレーニングスクールと投資スクールのスタートアップに参加後、経営者のメンタル コンサルティングと物販事業を柱に起業。 ホールネス心理学をベースにした技術と独自の理論により、表面的に問題を取り除くのでは なく、問題の原因を探り解決に導くカウンセリングを得意とする。 心理学・精神世界を勉強する中で瞑想に興味を持ち、既存の瞑想では飽き足らずに独自のメ ソッドを構築。 起業から2年で自社以外に、2つのグループ会社を持つまでに成長させた経営者でもある。

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