やってはいけない 7つの 起業アイデア

ビジネスアイデア

今回は、 やってはいけない 7つの 起業アイデア を紹介したいと思います。

起業するときには「どんな領域でどんなビジネスをするのか」というアイデアは不可欠です。

しかし、発想の仕方次第では最初から失敗する確率が高くなってしまう可能性があります。

起業アイデアが浮かんできたら一度検証してみましょう。

1.イメージ先行のアイデア

昨今では資金調達の方法が多様化し、金融機関からの借入やベンチャーキャピタルからの出資だけでなく、クラウドファンディングを活用し、広く資金集めをすることもできるようになりました。

しかし、クラウドファンディングを活用した資金集めはプロダクトの中身よりも、どのようなコンセプト動画を作成したかで注目を集められてしまうという一面があります。

たまたまユーザー受けする動画を作成することができて多額の資金が集まったからと事業拡大をした結果、実際には全く売れなかったという事態もあり得るということです。

イメージばかりが大きく膨らんで、顧客が本当に求めている課題にフィットしないうちに事業が走り出してしまうのは、ただのアクシデントでしかありません。

イメージ

最初から「クラウドファンディングで賛同した人だけに売り切るプロダクト」という位置づけであれば、こうした売り方でも構わないのですが、クラウドファンディングを起点にビジネスを成長させるつもりであれば、イメージだけでなくそのプロダクトがどんな課題を解決出来るかをしっかりと検証するべきです。

2.市場があまりにも小さすぎるアイデア

ベンチャーやスタートアップなどは、誰もやっていないアイデアを事業化すると成功確率が上がります。

けれど、誰もやっていないからとなんでも構わず事業化すればいいというものでもありません。そこには顧客がいない可能性があるからです。

社会の変化などを読み解きながら、市場を育てていくことができるのか、現状の市場規模は小さくとも将来的な成長が見込める市場であるのかをリサーチする必要があります。

市場が小さい

3.プロダクトアウトのアイデア

研究室の研究成果を社会実装するプロダクトや技術者発信のプロダクトの場合、きちんと顧客の課題を解決できるものであれば良いのですが、「技術的に作れたから作ったのであって、課題から生まれたものではない」プロダクトをよく見かけます。

技術は手段に過ぎず、解決するべきは顧客の課題です。

顧客のニーズよりも企業側の理論を優先させるプロダクトアウトの発想は捨てましょう。

プロダクトアウト

4.競争が激しすぎるアイデア

2012年ごろにはフェイスブックやツイッター、ライン、ミクシーといったSNSがブームになりました。しかし、すでにブームになっているのであれば、そこは既存プレーヤーと新規参入者による苛烈な競争が行われている市場ということです。

新規参入者がどんなに素晴らしいアイデアや技術といった競争優位性を持っていたとしても、大手企業との価格勝負になれば太刀打ちすることは難しでしょう。

流行っているからという安易な発想で参入するのではなく、他社が容易に真似することができない絶対的なアイデアを持つことが必要です。「競争を避けること」が戦略の第一手なのです。

競争

5.一言で表現できないアイデア

顧客の課題をどのように解決するかを一言で言い表せないアイデアは、まだまだアイデアの深掘りが足りていない証拠です。

事業を大きく成長させたいのであれば、提供するサービスは顧客の関心の核心をつかなければなりません。

また、メンバーを集めるにしても、説明が多ければ多いほど、事業を進めていく上で方向性にズレが生じトラブルの元になります。

アイデア

6.皆が最初から「素晴らしい」というアイデア

アイデアを思いついたら、まず周囲の人に話してみましょう。そのときに皆が「素晴らしい」というアイデアは、すでに誰かが手がけている可能性があります。

もしも、まだ世の中に存在していないのならば、どこかにうまくいかない理由があるか、ほかの方法で解決できてしまうというケースもあります。

過去に類似のサービスがなかったか、戦略の穴がないかをしっかりと検証しましょう。

素晴らしい

7.真似をしただけのアイデア

2011年に米国のクーポン提供サービス「グルーポン」が上陸したとき、それを真似したビジネスが日本でも数多く生まれましたが、ほとんどが失敗に終わっています。

グルーポンのビジネスモデルを真似しただけの人は、市場を俯瞰して空いているターゲットを狙っただけでした。

そこから事業をどのように大きくするかといった戦略性や創業の熱意がない場合、市場環境が少しでも変わってしまうと適切な軌道修正ができずに空中分解してしまいます。

成功しているビジネスモデルを真似することは悪いことではないのですが、良い面を取り入れられるだけ取り入れたら、そこに自分なりのアイデアを盛り込みさらにブラッシュアップしていく必要があります。

真似

まとめ

やってはいけない7つの起業アイデア

1. イメージ先行のアイデア

2. 市場があまりにも小さすぎるアイデア

3. プロダクトアウトのアイデア

4. 競争が激しすぎるアイデア

5. 一言で表現できないアイデア

6. 皆が最初から「素晴らしい」というアイデア

7. 真似をしただけのアイデア

今回挙げたこれらのアイデアは、どれも絶対にやってはいけないというわけではありません。

そこには落とし穴が潜んでいる場合があるということを念頭において、検証する必要がありますよということです。

どんなビジネスも最初は思いつきから始まります。そこからいかに発想を広げていけるか、そして常にブラッシュアップし続けていけるかということが大切です。

自分やその事業に関わる人、顧客がどのように変化し、ワクワクする時を過ごすことができるのか、自らに問い続けてみましょう。

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浅井 俊論
浅井 俊論 コンサルタント・投資家・リベル瞑想創始者
株式会社マスターズビレッジ代表取締役
元シンガー。 ボイストレーニングスクールと投資スクールのスタートアップに参加後、経営者のメンタル コンサルティングと物販事業を柱に起業。 ホールネス心理学をベースにした技術と独自の理論により、表面的に問題を取り除くのでは なく、問題の原因を探り解決に導くカウンセリングを得意とする。 心理学・精神世界を勉強する中で瞑想に興味を持ち、既存の瞑想では飽き足らずに独自のメ ソッドを構築。 起業から2年で自社以外に、2つのグループ会社を持つまでに成長させた経営者でもある。

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