今回は、 コミュニケーション 上達 のための コツ を紹介します。
あらゆる物事がWebやSNSで済むようになりましたが、まだまだ…というかむしろ、人と人とのコミュニケーションの大切さが再認識されるようになってきたのではないかと思います。
もっと上手くコミュニケーションが取れたら…と思う場面はたくさんありますよね。
5つのポイントを意識することで、コミュニケーション力が上がってきますよ!
この記事の目次
コミュニケーション は 今からでも 上達 する
「コミュ障」という言葉があります。SNSから派生した言葉で流行り感もありましたが、今ではすっかり定着してしまいましたね。定着すると共に、多くの人が自分をコミュ障だと思い込んでいるように感じます。
人見知りもそうですが、自分ではそう思っていても、実は話しかけるのが苦手なだけというケースが多々あります。
ですが、コミュニケーションは生まれ持った天性のものや性格に関係なく、大人になってからでも十分身につけることができる技術です。
言葉を話し始めて以来、誰もが毎日たくさんの人との会話を繰り返しています。つまり、練習の場はたくさんあるということです。あとはほんの少しのコツを知っているかどうか、それだけなんですよ。
コミュニケーション が 上達 する5つのコツ
コミュニケーション能力を高めたい、という人の多くは「自分の話し方」に注目しがちです。
もちろん、話し方によってはコミュニケーションを円滑にすることができますし、欠かせない重要な要素です。
けれど、同じ話し方をしても人によって結果が異なることがあります。あの人と同じように話しているのになぜ反応が違うんだろうか?と感じたことはありませんか?
それは、その人が「話し方以外の必要なコツ」を知っているかいないかの違いにあります。
それでは5つのコツについて順番にみていきましょう。
コツ1.相手を観察する
コミュニケーションを苦手とする人の多くは、「自分がどうするか、自分が何を話すか」ばかりを考えてしまいます。ですが、コミュニケーションは「相手」がいてはじめて成立するものです。
まずは相手をよく観察するように意識しましょう。表情や話し方、声のトーンや仕草など、できるだけ多くの情報を得るように注意をはらいます。
観察する中で「この人はこういう時にこういう表情をするんだな」「こういう言い方をする人なんだな」と、気付きが生まれます。そうすると、その人のパターンがわかるようになるはずです。
相手のパターンがつかめるようになれば、コミュニケーションに予測がつけやすくなります。予測がつけば、平常心に近い状態で接することができるようになり、もう少し進むと選択肢がいくつも浮かんでくるようになります。
コツ2.全員に同じ言葉を掛ける
世の中にはいろんな人がいます。そのため、コミュニケーションに自信が持てない状態で、人に合わせようとしてもそれは難しいことです。
まずは、会社などで接する全員に同じ言葉を掛けてみましょう。「おはようございます」という挨拶ひとつをとっても、返ってくる挨拶の仕方やトーン、表情や仕草などみんな違うはずです。
そして、さまざまな反応が返ってくる中で、自分が「こういう反応の人とは話しやすそう」と思う人を見つけて、まずはその人とコミュニケーションを取る練習を始めてみてください。
コツ3.気づいたことを言葉にして伝える
先程も少し触れましたが、コミュ障・人見知りと自認している人の中には、実は話しかけるのが苦手なだけという人が多くいます。話したいけど何と声をかけたら良いのかわからないという状態です。
コミュニケーション上手な人は、あらゆる角度から話題を見つけて会話を成立させますが、最初からそうはいきません。
まずは、自分が見たものや聞いたものについて、気がついたことをそのまま言葉にすることから始めてみましょう。
「いい色のネクタイですね」
「かわいい靴ですね」
「字が上手いんですね」
「聞き取りやすい声ですね」
というように、ポジティブな内容であればどんなことでも構いません。
大事なことは「相手の返事を期待しない」ということです。「ありがとう」で終わる人もいれば、そこから話を展開する人もいます。無言の人もいるかもしれません。
会話が続けばラッキー、そうでなくても声を掛ける練習ができた、と軽く考えてみてください。
コツ4.オープンクエスチョンを意識する
コミュニケーションが苦手という人は、ついつい「クローズドクエスチョン(はい・いいえで答えられる質問)」をしてしまう人が多いようです。これでは会話が広がらず、また新しい話題を考えなくては…となり、気持ちがどんどん焦ってしまい、苦手意識が強くなっていきます。
会話を続けたいのであれば、できるだけ「オープンクエスチョン(はい・いいえでは答えられない質問)」を意識しましょう。
クローズドクエスチョン:「もうランチは食べましたか?」→「はい(いいえ)」
オープンクエスチョン:「ランチは何を食べましたか?」→「焼肉定食を食べました」
この2つの会話を比べてみると、オープンクエスチョンの方は、「いいですね、どこのお店ですか?」など、次の言葉を選びやすくなります。
相手や話題によっては、こちらが頑張らなくても、そのまま進んで話続けてくれることもあるでしょう。こうして会話量が増えていくことで、苦手意識も少なくなっていきます。
コツ5.相手の名前を意識的に呼ぶ
人は、自分の名前を呼ぶ人に対して、無意識に良い感情を持つと言われています。相手が親近感を持ってくれていると、コミュニケーションは格段に取りやすくなります。
挨拶や会話の初めに「〇〇さん」と名前を付けて話しかけるだけです。とても簡単ですよね。
「〇〇さん、おはようございます」
「〇〇さん、ちょっと聞いても良いですか?」
「〇〇さん、明日のお休みは何をするのですか?」
通常、対面の会話では相手の名前を省略しがちですが、あえて名前を呼ぶことを意識してみてください。
コミュニケーションが苦手な人がやってしまいがちなNG行為
この記事を読んでくださっている方も、自分なりにいろいろと試しているはずです。でも上手くいかない。
それはもしかしたら、コミュニケーションが苦手な人特有のNG行為をしているのかもしれません。
無理に相手の目を見ようとする
「相手の目を見て話しましょう」という刷り込みのお陰で、「目を見て話さなくては失礼だ」という観念ができてしまっていませんか?
さほど親しくない相手と終始目を合わせるのは、自分にとっても相手にとっても心理的なプレッシャーとなるので、時々視線を合わせるだけで構わないんだという意識を持ちましょう。1分間に2回程度で十分です。
相手との親密度が上がれば、自然と抵抗は無くなっていきます。
たくさん話そうとする
たくさん話すことがコミュニケーション上手と勘違いをしている人がいますが、コミュニケーションは相手あってのものです。
相手と一緒に作り上げていくものなので、自分ばかりがたくさん話す必要はありません。それよりも、相手の話をきちんと聞いて適切な相槌を打つ、ということに意識を向けましょう。
すべての人とうまくやろうとする
会社や社会にはいろんな人がいます。自分と合う人もいれば、そうでない人もいるでしょう。初めからすべての人と上手くコミュニケーションを取ろうとしても、それは大変難しいことです。
まずは、自分が話しやすい人から会話を続ける練習をし、徐々に会話の対象を増やして行く、というイメージで取り組んでみてください。
まとめ
最初にお伝えした通り、コミュニケーションは「技術」です。
どんな技術も、教えられてすぐに習得できるわけではありません。毎日、少しずつ続けることで身についていきますし、それと共に苦手意識が薄くなっていきます。
今回お伝えしたコツも一度に全部やろうとする必要はありません。
・相手を観察する
・全員に同じ言葉をかける
・気づいたことを言葉にして伝える
・オープンクエスチョンを意識する
・相手の名前を意識的に呼ぶ
この中から自分がすぐに実行できると思うものを選んで、まずは一つからでも構いませんので実践してみましょう。
コミュニケーションが上達すれば、視野が広がりますし、会社での居心地も変わってくると思います。そして何より、人と接することが楽しくなりますよ!
コミュニケーション能力の向上を図るには?では、簡単なテクニックを紹介しているので、合わせて見てみてください。
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