経営者に必要な資質 とは?ベースとなる4つのポイント

経営者に必要な資質

「 経営者に必要な資質 」と言われてパッと思いつくのは、マネジメント力、マネタイズ力、先見の明などでしょうか。

ビジネスを軌道にのせる上で、これらの要素は確かに大切です。けれど、僕が思う最も重要なことは「楽しめるかどうか」にあります。

ポイント1 自由と責任の関係を理解する

人生を自由に生きていきたい。好きな時に好きな場所へ行き、好きなものを食べ、好きな服を着て、好きな車に乗って、好きな人と好きな時に好きなだけ眠りたい。

この自由さを夢みる人は多くいる事でしょう。しかし、既存社会において、この自由な生活を体現している人は決して多くはいません。

なぜならば、この自由を手に入れるためには、同時に多くの責任を取らなければいけないという事を理解している人が少ないからです。

ここで言う責任とは、すべてを自分で決断できる代わりに、そのリスクと代償を負うと言う事です。

一般論として、この自由と責任を追っている層が経営者であり、もっと言えば創業者です。そしてそれは、安定と引き換えに手に入れる場合がほとんどなのです。

ポイント2 自分の強みを理解する

このリスクと代償に対して戦い続けるには武器が必要です。それは知識であり、技術であり、人脈や人望、資金、運、発足力など全てが当てはまります。

これらを何も持たずして、武功を上げるためとは言え裸一貫で戦場に出ることはあまりに無謀です。

経営者になるための最初の資質は、来るべき時のために自分の武器を磨き続けられるかどうか。まずはここから始まります。

ただ自由さを夢見て安定を捨てるのではなく、自分の武器のストロングポイントを理解し、戦略的に責任を負えるかどうか。それができた者だけに自由があります。

ポイント3 責任を楽しむ

そして自由さにはまだ奥があります。

その責任を楽しめるかどうか。この一点です。

楽しめない人は、自分が抱えられる限界以上の責任を追ってしまっています。単純なことで、自分の知識や技術と言った武器でなんとかなる責任であれば、問題などないのです。問題が発生するのは、それを超えてしまった時です。

だからこそ経営者が自分の限界を超えることによって、会社は成長し大きくなっていきます。

この二つが比例することによって相乗効果が生まれる状態が「普通」になった時、自由と責任のバランスは高値で安定します。

その瞬間に起こるブレイクスルーがとても面白く、「自由」だと思っていたものが「自遊」になるのです。本当に、さて次は何して遊ぼっかなーという感覚が起こります。

果たすべき責任から来るプレッシャーは最小限になり、代わりに遊び心が出てきます。

そうすると発想の制限が外れ、よりクリエイティブになります。そしてますます自遊さの中に入っていく。

ポイント4 自由と責任のバランスをとる

ポイントは一番初めの部分です。自由さと責任のバランス。

自由さが大きすぎればただのワンマン的自由人になってしまい、組織や事業が成長しません。

責任が大きすぎればプレッシャーで思い切ったことができません。

そのバランスをとる感覚を楽しめるかどうか。それが起業したい人に向けられた最初の試練です。

たくさんの人に比例を楽しんでもらい、自遊さの中に入っていって欲しいと切に願います。

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浅井 俊論
浅井 俊論 コンサルタント・投資家・リベル瞑想創始者
株式会社マスターズビレッジ代表取締役
元シンガー。 ボイストレーニングスクールと投資スクールのスタートアップに参加後、経営者のメンタル コンサルティングと物販事業を柱に起業。 ホールネス心理学をベースにした技術と独自の理論により、表面的に問題を取り除くのでは なく、問題の原因を探り解決に導くカウンセリングを得意とする。 心理学・精神世界を勉強する中で瞑想に興味を持ち、既存の瞑想では飽き足らずに独自のメ ソッドを構築。 起業から2年で自社以外に、2つのグループ会社を持つまでに成長させた経営者でもある。

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