部下とコミュニケーションがとれない と悩む経営者や管理職へ! 原因と対策を解説

上司コミュニケーション

企業コンサルティングの際に、 部下とコミュニケーションがとれない 、という相談を受けることがあります。

中には部下自身に問題があるケースもありますが、多くの場合は上司の部下に対する考え方や対応を変えるだけで改善されていきます。

部下とのコミュニケーションに悩む経営者や管理職の方、なぜそうなってしまったのか、どうしたらいいのか、当てはまることがないか確認してみましょう。

部下とコミュニケーションがとれない 理由

部下とコミュニケーションがとれないと感じる場合、部下に面倒くさがられている正当な評価を受けていないと感じさせている話しても無駄だと思われているといった原因があります。

悪いコミュニケーション

理由1.めんどうくさがられている

最初から厳しいことを言いますが、1番多い原因が部下から面倒くさがられているケースです。

めんどうだと思われる原因は様々ですが、特に以下のようなものが多く、自分でも気付かない内にしてしまっていることがあります。

・常に不機嫌

・高圧的な態度

・自分の経験や考えを押し付ける

・部下の意見を否定ばかりする

・過去の話を持ち出す

・要点を得ない話が多い

・飲みニケーションに強引に誘う

1つでも自分が当てはまっているなと感じたら注意するのはもちろん、同僚などに自分が普段こうした態度を取っていないか確認してみましょう。

理由2.正当な評価を受けていないと感じている

年代によって学校の教育方針は変わってきます。若手の部下や社員は、学校教育の中で「過程を重視した教育」を受けてきました。

そのため、社会人になって急に「結果だけを求められる」ということに戸惑いを覚える人も多いのです。彼らは結果だけで下される評価に対して、正当な評価を受けていないと感じます。

結果はもちろん大事なことですが、そこに至るまでの過程に目を向け、都度その評価を伝えることで「正当な評価を受けている」という安心感が生まれます。

理由3.話しても無駄だと思われている

自分の価値観や仕事に対する向き合い方を押し付けていませんか?部下の考え方や意見を一蹴に伏していては、話しても無駄だと思われてしまいます。

昨今に始まったことではないのですが、時代の変化とともに働き方も変わっていきます。顧客や取引先との商談方法や事務処理の方法、休みの取り方や仕事への取り組み方など、どれ一つとして正解がある訳ではありません。

あなたが辿ってきた働き方は、あなたの時代やあなた自身に合っていただけに過ぎないという事を認識しましょう。価値観が違うのが当たり前という前提を持って接することで、相違点も見えてきます。

部下とコミュニケーションがとれない ときの対策

部下とのコミュニケーションがとれないと感じたら、まずは先ほど挙げた3つの理由を改善しましょう。

加えて、部下を尊重する過程も見るようにする働き方の変化に敏感になる、この3つを意識してみてください。

良いコミュニケーション

対策1.部下を尊重する

世の中で問題になっているパワハラの多くは部下を下に見ているということから生じます。

仕事においての経験はあなたの方が多いかもしれませんが、彼らもその年まであなたとは違った経験をしてきているのです。

例えば新卒の部下だとしたら、22年間あなたとは違った経験を積んでいるわけです。部下が過ごしてきた22年間をリスペクトして、1人の社会人として尊重しましょう。

新しい意見や考え方が生まれることもあれば、その人にあったやり方が見つかることもあります。積極的に意見を聞いて、得意なことを任せてみましょう。

対策2.過程も見るようにする

課題を伝えて結果を見るのではなく、仕事の過程もみるように心掛けましょう。これは特に、新入社員や若手の部下とコミュニケーションをとるときに大切なことです。

彼らは仕事を覚えていく段階ですから、結果だけ見てもどこで間違えたのかがわからないのは当然です。

尊重して仕事を任せたら、細かい支持は出さず、どの様にすすめるのか過程を見ることで部下も改善していき、短時間での成長にもつながりますよ。

対策3.働き方の変化に敏感になる

テレワークがいい例ですが、テレワークでの働き方に積極的な上司と、テレワークが嫌だから部下に出社させる上司、部下にとってどちらがいいかと言えば、前者ですよね。

他にも、残業や飲み会、ダイバーシティ化など、働き方の変化に敏感になり、自分にとってではなくチームにとって最良の策をとることで、コミュニケーションの質が変わってきます。

まとめ

部下と上司、立場の違いがあっても同じ会社で働く仲間です。ですが、この立場の違いが壁として存在してしまうと、コミュニケーションが上手く取れないという事態を招きます。

残念なことに、壁を作っている原因は往々にして上司側にあります。

部下を尊重して価値観の違いを受け止め、結果だけではなく過程も評価するようにしましょう。そして、必ず言葉にして部下に伝えましょう。評価と愛は言葉にしなければ伝わりません。

今回紹介した内容は、部下の成長を促すためにも効果的です。動画も合わせてご覧ください。

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浅井 俊論
浅井 俊論 コンサルタント・投資家・リベル瞑想創始者
株式会社マスターズビレッジ代表取締役
元シンガー。 ボイストレーニングスクールと投資スクールのスタートアップに参加後、経営者のメンタル コンサルティングと物販事業を柱に起業。 ホールネス心理学をベースにした技術と独自の理論により、表面的に問題を取り除くのでは なく、問題の原因を探り解決に導くカウンセリングを得意とする。 心理学・精神世界を勉強する中で瞑想に興味を持ち、既存の瞑想では飽き足らずに独自のメ ソッドを構築。 起業から2年で自社以外に、2つのグループ会社を持つまでに成長させた経営者でもある。

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