アサーティブコミュニケーション とは? ビジネス に役立つコミュニケーション術

アサーティブコミュニケーション

アサーティブコミュニケーション とは、アサーティブネスという言葉から生まれたコミュニケーション技法の一つです。

4つの要素から成り立ち、相手の気持ちを尊重しながら自分の意見を述べることで、相手にとっても自分にとっても気持ちのよい関係を築くことができます。

アサーティブコミュニケーションを取り入れることで、家族や友人などの親しい人との関係が良くなるのはもちろん、ビジネスシーンでも信頼を得る事ができるでしょう。

コミュニケーションは技術

僕はコミュニケーションとは、性格に関係なく身につけることができる技術だと考えています。

ビジネスシーンにおいて、コミュニケーションを上手く取ることができるかを左右するポイントは『伝え方』『受け取り方』にあり、社会的、内向的、ポジティブ、ネガティブといった性格の影響を受けません。

そして技術であれば、知ることやトレーニングすることによって必ず身につけることができます。

具体的なテクニックは今後お伝えしていきますが、まずはアサーティブコミュニケーションを理解して、ベースとなる考え方を整えていきましょう。

アサーティブネスコミュニケーション とは

アサーティブコミュニケーションという言葉は、耳慣れない方も多いかもしれないですね。これは、アサーティブネスという言葉から生まれたコミュニケーション技法の一つです。

アサーティブネスを日本語に訳すと『自己主張をする』こと。

自己主張すると言っても、自分の意見を曲げずに押し通すわけではありません。相手の気持ちを尊重しながら、本当に伝えたいことや必要なことを適切な言葉で伝えていきます。

『伝え方』と聞くと、どのような言い方をしたらいいか、どんなタイミングで話すべきか、などを考えてしまいがちですが、実は言い方やタイミングよりもこの相手を尊重して自分の意見を表現するという考え方が重要です。

話す

アサーティブコミュニケーション 4つの要素

アサーティブコミュニケーションは以下の4つの要素から成り立っています。

これらの考え方を意識することで、伝え方は大きく変わっていきます。

・誠実

・率直

・対等

・自己責任

誠実

素直に意見を主張するアサーティブコミュニケーションでは、誠実な心を持つことが大切です。

相手を優先しすぎて自分の気持ちを押し殺してしまっていませんか?

自分の心に誠実であるということは、相手に対しても100%誠実であるということです。言わずに飲み込んだ言葉が蓄積されていくと、いつしか不満となって現れたり、自分の心身を蝕んでいきます。

相手はあなたの言動をあなたの本心として素直に受け止めているにも関わらず、実は言わなかっただけで、自分のせいで嫌な思いを抱かせていたと気づいたらショックですよね。

自分の気持ちに嘘をつかず、必要であればNOと言うことも誠実さの一つです。

率直

関連記事:NOという勇気 勇気を必要としない考え方を紹介

率直

誠実さに繋がることでもありますが、自分の意見は率直に伝えるようにしましょう。

人を介して遠まわしに伝えたり、周囲の意見のように話したりするのではなく、自分の意見と分かるように伝えることが重要です。

対等

対等

アサーティブな考え方として、対等であることが挙げられます。

目上の人であれ、年下の人であれ、あなたとは違う経験をその年齢の数だけ積んでいるわけです。裏を返せば、あなたもその人とは違った経験をその年齢の数だけ積んでいるということです。

例えば5歳の子供であっても、あなたとは違った視点を持っていて、新しい考え方や捉え方に気付かされることもあるでしょう。上司からしてもあなたの視点が気付きに繋がることもあるのです。

どんな立場の人と意見を交換するときも、対等でいる気持ちを忘れずに、肩書きや環境に左右されない振る舞いをしましょう。

対等

自己責任

自分が取った行動の結果は自分の責任なので、主張した意見の結果はもちろん、主張しなかったことで起きた結果も自分の責任として引き受けます

自己責任の気持ちを持つことで、誰かのせいにしたりせず、対等にコミュニケーションを取ることができます。

という話をすると、自分の行動によって周囲の人に与えた感情までを背負い込もうとする人がいますが、人は相手に生まれた感情まで背負って生きていくことはできません。

相手には相手の都合があり、自分の責任としてその感情と向き合っています。生まれた感情の責任を取れるのは自分だけなのです。

自己責任

アサーティブコミュニケーション のビジネスでの活かし方

ビジネスシーンでアサーティブコミュニケーションを活用する場合は、感情を切り離して事実のみを認識しながら、意見交換することを心掛けます。

また、意見を主張するときには提案口調で話し、相手の意見に反応するときには、否定ではなく肯定から入ると円滑にコミュニケーションを取ることができるでしょう。

相手の要望を断る際には、ただ否定的な意見を述べるのではなく、代替案を提案することで建設的な話し合いになります。

まとめ

アサーティブコミュニケーションとは、技術というよりはベースとなる考え方です。

なぜこの記事をコミュニケーションカテゴリーの中で最初に書いたかというと、何事も小手先のテクニックよりもベースになる考え方が最も大切だからです。

誠実であること。率直に伝えること。対等でいること。すべての言動に責任を持つこと。

これら4つの考え方をしっかりと自分の中に落とし込むことで、気持ちのいい人間関係を築いていくことができます。

そのためにブロックになっていることやそれを取り除いていく方法などを、今後伝えていきたいと思っていますので、マインドセットカテゴリーの記事もチェックしてみてください。

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浅井 俊論
浅井 俊論 コンサルタント・投資家・リベル瞑想創始者
株式会社マスターズビレッジ代表取締役
元シンガー。 ボイストレーニングスクールと投資スクールのスタートアップに参加後、経営者のメンタル コンサルティングと物販事業を柱に起業。 ホールネス心理学をベースにした技術と独自の理論により、表面的に問題を取り除くのでは なく、問題の原因を探り解決に導くカウンセリングを得意とする。 心理学・精神世界を勉強する中で瞑想に興味を持ち、既存の瞑想では飽き足らずに独自のメ ソッドを構築。 起業から2年で自社以外に、2つのグループ会社を持つまでに成長させた経営者でもある。

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